大人になってからの悪習慣

子供の頃は法律で禁止されていた、お酒ですが、大人になると飲むことが許されます。多くの方がお酒とうまく付き合っているようですが、自分はお酒とうまく付き合うことができませんでした。

てか、お酒の教育って受けてましたっけ?ちゃんと教えて欲しかったなぁ~。

お酒を飲み始めた頃、ビールや焼酎や日本酒など苦くて美味しくないものをなんで、みんな飲んでいるんだろうと思いながら嫌々飲んでいるうちに、美味しくないという感覚がなくなり、あの酔った感覚がたまらなくなっていきました。

ビールの喉越しがたまらないっていうならファンタでも同じです。炭酸が喉を通るときの感じなのです。でも、ファンタじゃ物足りなくなる。あの酔った感覚を味わいたかったのでしょう。

最初のうちは、飲み会があるときだけでしたが、ストレスなどが溜まってくると家でも晩酌をするようになりました。そこからどんどん飲む量が増えていき、かなり深酒をするようになっていきました。

今現在は、お酒とはうまく付き合うことができないので、完全に飲むのをやめました。なぜやめたのかというと、少しでもお酒を飲んでしまうと、もっともっと飲みたくなって、コントロールが効かないからです。このような状態になってしまうと、もうなおらないそうです。これがアルコール中毒、アル中ってやつなんでしょうね。だからやめました。

やめたいと思ってから、完全にやめることができるまで、10年以上はかかりました。それほど、お酒を飲む習慣を変えるのは大変なことです。だから、習慣化する前にやめたほうがいいのです。やめたくてもそう簡単にはやめられないのがお酒なのです。

でも、ようやく2023年1滴も飲まず生活できるようになりました。自分にとって、コロナ禍はお酒をやめるのに本当にいい期間でした。飲み会が激減したため、お酒をやめやすかったと思っています。

こんな現在だからこそ思うのが、飲酒の習慣は本当にやめておけばよかったということ。飲酒によって、かなりの人生の時間を無駄にしてしまいました。お酒を飲んでいる時間があるなら、本を読んだり、勉強したり、運動や筋トレをした方が、よっぽどいい生活を送ることができたはず。

お酒に費やしたお金も本当に無駄だったなあとつくづく思います。

時間はかかってしまいましたが、今でもお酒をやめることができたこと、お酒を飲むことが良くないことだと分かったのは本当に良かったと思っています。

本当に最悪だった頃は、毎日記憶がなくなるまで飲んでから寝るような生活でした。次の日の二日酔いも当たり前です。そんな生活を送っていながらも、本当に運の良いことに警察にお世話になるようなことになっていなかったのが奇跡的です。

昔に比べたら、お酒の質も悪くなっていると思います。そんなお酒を大量に飲んでいたら、間違いなく体を壊してしまうでしょう。運のいいことに、質の悪いお酒を飲まなかったおかげか、現在も五体満足で、健康診断の結果もオールAという健康状態です。こんな状態のうちにお酒をやめられたのは本当にラッキーです。

健康診断の結果が悪くなったら、そこで考えればいいじゃんと思っている方。甘いですよ。健康診断の結果の数値の中には、一度悪くなってしまったら戻りにくいものもあることを知っておくべきです。例えば、腎機能の指標であるeGFR。腎臓の機能はいったん低下すると、 もとに戻りにくい。

eGFRの数値が60以下になると危険です。5~10程度まで落ちてしまうと、透析や移植が必要のようです。標準的な透析の頻度は、週3回・1回4時間だそうです。普通の会社員として働いている方は、難しいですよね。

だから、日頃から、生活習慣を見直すことが大切なのです。食事、運動、睡眠、飲酒、喫煙など、ちょっと考えれば、まずいなと思うことがわかるはず。今改善するか、将来の自分に任せるかは自分次第ですよ。

飲酒率調べてみると、いかに飲む人が減ったということがわかります。飲酒しなくなった理由は色々とあるようですが、ソバーキュリアスという飲めるけど、飲まない選択をした人もいます。今の若い人たちは、わたしたちの世代よりも賢いのかもしれません。飲酒することのリスクというか、お酒を飲むことがいかに不利な状況を引き起こしているのか理解できているのでしょう。

毎日晩酌している人と、その時間を使って読書や筋トレを行っている人、どのような人生になるか容易に想像できます。